BACKNUMBERS |
〜2008/09/17 No.6 諦めず、気長に (07年09月27日)光害が酷い、ひどいと愚痴ってばかりいても寂しい。なんとか写らんものかと、晴れた夜には双眼鏡でコンディションチェックを続けていたが、熱帯夜の続く猛暑で「夏休み」。ようやく先週あたりから夜にはちょっとは涼しい感じになったその途端、待ちかねていたコンディションの良い夜がやってきた。 〜2007/09/27 No.5 夜ってのは暗いモンだろうに (06年10月23日)
拙宅のすぐそばに、駐車場になっていた広い空き地があった。これが宅地開発され、30軒ほどの住宅が立ち並ぶ計画が進行中。既に半分くらい建っただろうか。すぐ道路を挟んで反対側の空き地に建った家には人や車が通ると灯る屋外灯が設置されているのだが、これが抜きんでて明るい。車が走り抜ける都度その明かりが灯り、カブリ込む。車も増えてお手上げ。加えて、神戸市東灘区には震災で倒壊した家屋群の跡にここ数年多くのマンションが建てられ、雨後の筍。高速沿いにはバカ明るいネオンが加わるわ、スーパーダイエーは24時間営業になって上屋の看板の照明を消さないわで、もう最悪。踏んだり蹴ったりだ。 〜2006/10/23 No.4 年寄りの冷や水 (05年8月29日)一つにはblogを始めたせいで、こちらのコラムの執筆機会が減ってしまったのもあるけれど、昨年10月の日食からこのかた、20Daや1DsMk2をゲットしたり、はたまたマウントG11を買い足したりと、道具は充実してきているのに、肝心の撮る機会のほうは天候に恵まれずに見送ってばかり。近所のミニ開発で増える住宅も、光害を増やし、益々気力が萎える。かつての火星大接近のような目立ったイベントがないことも、そうした萎えた気力を再び奮い立たせることのない一因だろうか。 〜2005/8/29 No.3 日食と風 (04年10月17日)日食の撮影は大成功。当初、ちょっと曇ったけれど、そのくらいは、ねぇ…。ところで、この日食を前に、10Dのローパスフィルタに埃がついていたので、除去しようと掃除していて、うっかり傷をつけてしまった。画面中央付近に三つの縦筋。修理に出すしかなかったが、14日には到底間に合わないタイミングだった。やむを得ず20Dを購入。ところが、思いがけなかったのが20Dの白黒モード。Hα画像を撮影するのに、とても優れた機能なのだ。おかげで、良い画像をモノにできた。 ここ数日、夜間の天候もさほど悪くない。もっとも、風が強く、シンチレーションも酷くて、強拡大の惑星には不向きだ。その風がまた、問題。防風のために、簡単に衝立を立てて対処してきたのだが、昨夜はそれを吹き飛ばされてしまい、跳ねたパネルで、小物を入れた箱を載せていたフォールディングテーブルも転倒。薄暗い庭先のそこらじゅうに道具をぶちまけてしまった。まぁ、望遠鏡が転倒しなかっただけでも良しとするしかない、か。 風を避けるのに一番良いのは、ドームなりスライディングルーフなりの観測所を持つこと。だけど、この光害地にそんなものを作ったところで…と、オッサン熊の頭の中では堂々巡りが続くのであった… 〜2004/10/17 No.2 天気にゃ勝てない (04年9月18日 - 24日加筆)相変わらず1000万ドルの夜景(よけい)が明るい神戸。大口径は光害を乗り越えて像を見せてくれることもあるけれど、それも条件次第。逆に、環境の欠点も拡大するようで、シーイングが悪ければ大口径のご利益は薄くなる。もっとも、小口径で星が跳ねるようなとき、大口径ではピントが定まらないというように、影響の具体的な出方は違ってくるようだ。 この夏の悪天候続きで、ディープスカイ狙いのつもりが思うように行かず、暇になると望遠鏡をいじる楽しみで溜飲を下げた。その一つが、VIXEN AGA-1をGM-8で使えるようにする改造。改造そのものの結果は大成功(写真左=改造結果検証中)なのに、天候には勝てず、その威力を発揮した画像は、まだモノにできていない。 追尾がうまく行かない要素は色々あるけれど、望遠鏡のたわみだ何だと細かいことを言える方はまだ幸せかも知れない。なんせ、ドームなんぞない、吹きっさらしの玄関先での観望だから、ちょっとした風でも大きく影響する。そこで、望遠鏡がしっかり載っていれば違うのかと、アメリカに鏡筒バンドを発注。ついでに、GM-8のウォームギアの交換用高精度版というのを見つけたので、それも注文した。 (24日)届いたとどいた。届いたパララックスインストゥルメンツのリング (325mm OD tube $245 = Losmandyドーブティルプレート用ネジ穴加工込) を、同時に頼んでいた17.25インチ・ドーブティルプレート($60)に組んですぐに装着。いやぁ、実にしっかりした印象。電子メールで親切に対応してくださった同社のMr.Joe Nastasiと、購入にあたっての便宜を提供してくれた友人クリスに感謝。でも、ジンクス通り届いたその日は雨・曇り (;_;)。あぁぁ… *10/4未明初使用撮影。結果は○(^^)v 2001〜2004/9/18 No.1 光害の神戸 観望・撮影の様子 神戸といえば夜景(やけい)だが、この趣味を始めてからというもの、この字はヨケイと読むんとちゃうかぁ、と思うよぉになってきた。それほど明るい。 TV85とBORG76EDを同架して、AGA-1で追尾をかけるのだが、モニタ類も明るい。また、GP赤道儀に屈折式では、体を横たえて、クマならぬヘビのごとくしなくては天頂付近の星は覗けないから、姿勢はとても苦しい。 2003/3/20 20時30分頃撮影 ちなみに、このサイトに掲載している画像は、2003年8月までのところ全て自宅神戸市東灘区で撮影したもの。観望は、光害に悩みつつも、多忙な仕事を終えた後の僅かな時をとらえての、私にとっては貴重な、つかの間の息抜きだ。 |