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─ 月/MOON by Orion 300mm f4


Moon Dec 10 2011

December 10, 2011

久々の皆既月食に300mmを担ぎ出したのは、食の最中の暗さから。その明暗差たるや、やや陰りが見えてきた段階でISO200・1/320secで写るものが、ピークにはISO1600・1/4でもアンダーなほど。

ついでに、Pentax K-rにO-GPS1をつけて、セット品ズームながら撮って見たら、案外面白い、食の間ずっと南側にあったオリオン座とのワンショットになった。

結局、準備開始から撤収終了まで6時間にわたる、寒風吹きすさむ中での…久々の300mmは、まるで荒行。

この皆既月食は綺麗に収まったので、 Zoomify Zoomifyで拡大縮小閲覧可能に。さらに、iPhone/iPadで閲覧可能なヴァージョンも作成してみた。


Moon Oct 28, 2004

October 28, 2004

TeleVue85で満月を撮影した後、大口径でもトライ。月面の微妙なディティールまで再現するには、どうやら大口径であることが大事な要素らしい。拡大してゆくと、見えていなかったところが見えてくる。その細部は、思っている以上に複雑かつ繊細で、ところどころを拡大しながら探ってみると、興味深い場所に気づく。

それにしても、月のなんと眩しいことか。この撮影の前後には当然、眼視も楽しんでいるのだが、サングラスをかけて覗いていても、300mm f4でのその像は、あまりに明るい。

ところで、満月を背景にした飛行機の二度目の撮影に成功。そちらは、撮影アングルの関係からTeleVue85でしか撮影できない。TV85のページに掲載しているので、ご覧あれ。


Half Moon October 21, 2004

October 21, 2004
TeleVueのPowerMate2Xで、部分づつを撮影した5枚をSilkyPixで現像し、合成してみた。部分づつの描写は拡大撮影した画像なみで、なおかつ全体像が形成されている、というのが理想なのだけれど、強烈なシンチレーションで思うように行かず、特に南の端のほうは今イチだった。上は、それぞれ拡大したら、という見本。ついでに、地名入りのものも作ってみた。


Mare Serenitaits of the Moon 041004October 4, 2004
Canon 10D RAWモードで撮影(下)した後、拡大撮影を試したのが左。シーイングが悪く、左の月はなんともプヨプヨとした見え具合。おのずと、部分拡大ではもっと悪い写りなのだけれど、偶然、この一枚の晴れの海だけは、その微妙な起伏が見えていた。(だから上下のクレーターなどは滲んだような、ブレたような、妙な具合)
Moon 041004

Moon 040429 April 29, 2004

この画像もCanon 10D RAWモードで撮影し、SILKYPIXでデジタル現像したもの。画面の収まりが大きいのは、FD300mmf2.8を無駄にしないために持ってたFD-EOSを思い出して装着したから。(FD-EOSを噛ますと焦点距離が1.4倍になる)

1200mmといった長い焦点距離の反射式望遠鏡による直焦点撮影は、色収差が出ないことから、月の撮影には最も適しているような気がする。もっとも、調整は存外にシビアで、部分を拡大してみるなどしだすと、月ならどんな望遠鏡でも見える、なんて二度と言えなくなる。大気の影響、シーイングに左右される細部ディティールが存分に描画されたカットは、まだ撮れていないように思う。


April 14, 2004 SILKYPIXのβ版を発見し、再処理

3月6日の月 クリックで画像大解像度版を表示3月2日の月 クリックで画像大解像度版を表示


下の二点の画像ではStella ImageのRAWイメージ処理機能を利用していたが、SILKYPIXを知ってしまった以上、これを放置する手はない…というわけで、処理しなおしたのが上。いずれもコンポジットなしの単画像だ。


moon age 14.7 March 06, 2004Marchl 6, 2004 11:47~ 月齢14.7。翌日が満月だったが、下り坂の予報に一晩早く撮影。調整がうまくいって、全周にわたってピントが来た。
満月が明るいのは承知だが、300mmf4のOrionに直焦点で、10Dで撮影しようとすると、ASA100でも1/2000秒のシャッター速度になる。この明るさには少々驚いた。
今回は20カットをコンポジットし、下の2日の月同様、中間調部分を滑らかに再現するように努力してみたつもり。半月前後のほうが地形の立体感は得られるが、月球儀のようなこうした眺めもまた、それなりの迫力があると思う。一番下の月との違いは12bit RAWと16bit RAW、そしてCCDとCMOS。PhotoshopもStella Imageも10Dの16bit RAW対応で、デジタルカメラを思いっきり使い倒せる環境になった。

moon age 10.7 March 02, 2004March 2, 2004 11:14~ 月齢10.7で、クレーターが立体的に見える。Canon10Dで直焦点で撮る月は、アイピースによる拡大撮影とは趣が異なり、調整が完璧ならばこれに勝る撮影方法はないと感じる。1200mmのOrion300mmでは若干焦点が短いが、先ずはレンズによる色収差を嫌ってパラコアなど使わずに撮影してみた。
ASA100でのRAWモード。連写しておいて後でコンポジットすることで、これまでの撮影ではグレー部分で目立っていたザラつきが皆無になった。 Canon 10D ASA100 Daylight 1/500sec


moon_011230.jpgApril 17, 2003

全周にわたってピントがきてるなんて当たり前のことが、ニュートン鏡ではただごとではなくなることを身を以って体験した。ようやく調整完了よろしく、どうにかここまでツメきれた一枚。

情報量の差は、一目瞭然。撮影もファームウェアのアップデートで可能になった12bitのRAWモード。豊かな情報を保存できるこのモードは、PhotoshopにRAWモード用のプラグインがリリースされたおかげで、飛躍的に使いやすくなっている。

この月の画像をネタに、脇に有名な歌“Fry me to the moon”の歌詞をあしらって、パソコンの壁紙を作ってみたが、ノートパソコンで表示させて「狼になりそう」という友人の話に、ノートパソコンを開いたら狼に変身・閉じたら戻る、を繰り返す漫画を想像してしまった。

 


Copyright©Daisuke Tomiyasu 2001-2003