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惑星/PLANET by Orion 300mm f4 -


Saturn 2004-11-08Saturn 04/11/08

Contax SL300R T*を手に入れてからというもの、土星で試すのを楽しみにしていた。と、いうのは、木星では自転による撮影時間の制約があまりに短く、土星は比較的長く撮影できるからだ。

結果は右のとおり、オライオン300mmの調整がうまく行き出したこともあって、ようやく「300mmで撮った」らしい土星になった。

ところで、これでContaxSL300R T*がマニュアル露出機能を持ち、ケーブルレリーズ類が使えれば、文句なしなのだが、なんと、京セラは自社ブランドデジカメの製造販売を止めると発表した。売れないのは製品の要素がユーザーのニーズを満たしていないからで、自業自得。だが、折角他社製品にない良いところを持ちながら、それを活かさず、他社製品と同じ土俵に、人気のないスイベル型で、しかもContaxというブランド名だけに頼ってビジネスを継続しようというのは、如何なものだろうか。
いっそ、ヤシカブランドを復活させたらどうだろう。京セラなんて書くよりはよほど、カメラとして親しめる年代の人たちがいる。そして、ちゃんとカメラとして必要な要素を満たした製品にすることだ。間違っても、セルフタイマーがケーブルレリーズの代用になるなどという寝言を言う程度の、思慮の浅はかな人間を写真関係機材の担当者にしちゃあいけない。一枚のカットを得るための機材選定、そして、その機材に求められる性能再現性。例え一般ユーザーのスナップ程度だとしても、もし壊れれば、思い出を失い、鉄とガラスのくずを持ち歩くことになるのがカメラ。撤退するより先に、その重大さを、先ず分かって欲しかった。USBポートがあるのに外部からコントロールできないというような高度なことでなくとも、シャッタースイッチにネジ穴を切るくらいのことが、どうして出来ないのか、私にはどうしても理解できないのだ。


Jupiter 04/05/05

星を見ようと楽しみにしていた折角の連休が悪天候続きで台無し、という天文ファンも少なくなかったのではないだろうか。私も、ブツブツと不満を滾らせつつ過ごしていたが、最後の一夜にようやく空が晴れ渡った。シーイングにはあまり期待していなかったのだけど、天気の悪い間に、観望場所で望遠鏡の周囲に立てる衝立を作っておいた。で、それの初テスト。まだまだ衝立としては未完成で、時として強い風が吹くと手で抑えないと倒れてしまう有様だけれど、気流の乱れを減らすのだろう、効果の程は実感できた。その結果が右の一枚。

もうそろそろ木星シーズンも終わり。次のシーズンまでには、何かもっと面白い、手軽で良く撮れる機材が登場するだろうか。ちなみに、今シーズン、画像クオリティを上げるのに一番役立ったのは、間に合わせに買ってきた老眼鏡だった…。

Jupiter 2004-05-05

Saturn 2004 3 14 Saturn 04/03/14

TV85で土星を、チャツワースで撮影してからというもの、日本のジェット気流が恨めしい、悪シーイングの日々が続いていた。が、それにもまして、ニュートン鏡の調整にてこずっていた。最後にはレーザーコリメーターが故障するほど、連日暇をみては調整。ようやく完璧な位置を得たのは、今まで副鏡の中央マークを真の中央にしていたのだけれど、それをオフセットした中央に変えたから。

調整が合えば、後はシーイングの良い夜を待って、天候さえ良ければ連夜のようにトライ。ピントが移動するように見えてちっとも合わないのが大口径で見た悪シーイング時の特徴だと、良くよく体感したけれど、分かったところで嬉しくない。チャツワースが懐かしい。

このカットは、そんな日々の後でようやく来たベターな一夜の一枚。ラジアンでも撮影したけれど、運悪く微風に鏡筒が揺れて今一つ。ペンタックスXO2.5で撮影したほうを掲載することにした。口径300mmではカシニが分解能の守備範囲に入ってくるということなので、実際に眼視で見えている細いカシニを再現するようにしている。

1280×1204で仕上げているから、壁紙にするなどして楽しんでいただけたら幸い。ビデオじゃこうは行かない。


03/08/28 Mars by Orion 300mm f4 Mars 03/08/28 -最大接近日-

いよいよ当日。夜八時過ぎにはかなり低いところに出ていた火星だが、十分な高度が得られる頃には曇。だが、スポット予報は深夜零時頃の晴れ間を予報していたので、一応スタンバイ。切れ目に出た火星で導入を済ませて待ってると、文字通り千載一遇のチャンスにめぐり合った。雲が流されて、南側の空が一面クリアになったそのとき、E5000で連写。

赤道儀の極軸は北極星が見えずにあわせられず、連日の観測で据えている場所のカンで設置したのだけれど、これも大きなズレなしに成功。本当にラッキーだった。

まだまだ一月は接近状態にあるといいながら、やはりこの夜は歴史的な六万年ぶりの“今月今夜のこの星”だ。

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Jupiter with Europa 03/04/27  

Jupiter 03/04/27

連休の最初にやってきた双子の高気圧。さぞかしと期待したのだけれど、春霞ならぬ高曇りの天気で、シーイングはプア。
絞りで二絞り分暗い木星に、エウロパの影が落ちている。風もあって枚数が稼げず、ようやくこの一点だけがモノになった。
それにしても、なかなか300mmの本領発揮といえるほどの画像にならんなぁ…

 


Jupiter 03/04/17

三日間、双子の高気圧が居座ってくれたので連続して撮影チャンスが得られた、その三日目。シーイングは3/5といったところだが、風があってブレる。ようやく捉えた僅か30枚からのコンポジットだけれど、一枚あたりの情報量が多いおかげで、一応、小口径TV85を越える画像にはなっていると思う。

 

Jupiter 03/04/15

散々調整を重ねて、ようやく口径85mmよりは情報量が多いということを画像化できたと思う一枚。運良く衛星を一緒に写し込めたけれど、この画像ではさらにPhotoshop上で衛星を明るく調整して目立たせている。


Jupiter 03/04/08 saturn011223.jpg (20549 bytes)

オライオン300mmf4が届いた夜に早速撮影した、記念すべきファーストライトの木星。まだまだ調整もなにもあったもんじゃないが、シーイング3/5の悪さを乗り越えてはくれた。合焦するための設定を探ったり、パラコアの有無による違いを比べたりしていたら、あっという間に時間が過ぎていった。この後、悪天候もさることながら、調整のドツボにはまって一週間、結果を出せずに悶々として過ごした。


Copyright © Daisuke Tomiyasu 2001-2003