Oct. 29, '02
フラットナーを利用してのコリメート撮影に、前回駄目だったディープスカイフィルタに代えて、ようやく入手したLPS-P1を使ってみた。この日、関西に木枯らし一号が吹きすさんだ。“寒い”夜は、そこそこ街明りも少なく、こんな撮影に向いてはいる。BORG76EDの鏡体やEDレンズの特性など様々な要素が考えられるが、とにかくガイドが思うように行かず、コンポジットするだけの材料が揃わないのが悲しい。
E5000には単三電池を六本使うバッテリーハウジングがある。これを使いだしたおかげで、撮影そのものは長時間連続できるようになった。
M42のオリオン内の位置を示したアニメも作ってみた。よろしければご覧あれ…
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Feb.15,'02 |
視野を撮ると周辺光量の問題が起きていたので、フラットナーを利用してコリメート撮影を行ってみた。どうやら正解。ただ、あまりに光害がひどく、長時間露光はできない(5分露光例)。せいぜいが二分くらいだ。スバルは青傾向だからと、ディープスカイフィルタを試してみたが、どうもデジカメ撮影には向かないような気がする。倍率が低いので、ガイドは楽。時折吹きつける風に、微動ユニットを利用して固定していたガイド鏡が揺れても、目立つミスにはならず、一安心。ところで、シンチレーションの酷い冬場の撮影対象としては星雲・星野のほうが向いているらしいとはいうものの、必要なのは、耐寒力。アラスカ取材の経験があっても、寒いモンは寒い!!。 |
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Feb.09,'02 |
5分露光の画像を中心に5枚をコンポジット。ガスの色・質感が出てきた。この日は連休初日で、街の明りが暗かったのか、透明度が高い上に光害の影響も少なかった。また、眼視でもうっすらと白くガスが見えていたので、ちょっと粘って3~5分の露光を繰り返してみた。ガイド鏡はBORG
76ED。 |
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Feb.07,'02 |
5分露光の画像を中心に3枚をコンポジット。かなりガスの質感が出てきた…と思う。実は、前日にもトライしていたのだが、透明度が悪くてモノにならなかった。あとは、もうちょっとでもフォーカスがシャープになって…くれないかなぁ…。AstroStak2が完成したら、コンポジットでかなりの画質向上が期待できるが、フォトショップ上で重ねている程度では、このくらいが限度かも知れない。贅沢はいえないけれど、E5000のノイズリダクションは確かに効果絶大だが、カメラが勝手にノイズ除去処理をやっている間のヒマなことったら、ない。 |
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Feb.03,'02 |
5分露光の画像を2枚コンポジットしたM42。撮影時にコントラスト低、彩度マイナス設定を試す。自動追尾こそ完璧になったものの、カメラ自体が感じきれる限度(?)にぶつかったのか、ある程度以上の暗部のディティールは起こしきれない…というのも、特に赤色(R)のノイズが浮いてくるばかりで、綺麗なガス様の映像にならない。また、星々にマゼンタの滲みが出ているのはニコンE5000側のウィークポイントで、高輝度との境目に出るノイズ。これも何とか消したいところなんだけど…。 |
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Feb.02,'02 |
M42。2分露光の画像を5枚コンポジット。色調を抑え目にして、自然な感じに仕上げてみた。極軸が合っていないときのガイドミスには酷いモンがあるけれど、E5000の小さなモニタでは軌跡を描いてしまっているのが見えない。試行錯誤しながら、ようやくここまできた、という感じ。ふぅ… |
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Jan.30,'02 |
Nikon E5000の長時間露光に堪えるガイド装置が必要ということで、AGA-1オートガイダーを導入したものの、ガイド鏡の中央と撮影フレームの辻褄を合わせるのに一苦労。ようやく一点だけモノにしたけれど、極軸合わせのできないところで撮影したため、
二分露光ともなると、拡大率のこともあって思うように完璧な追尾ができていない。なお、このショットは二枚コンポジット。E5000でうまくいったら銀塩でトライするつもりなのだけれど、さて、いつのことやら… |
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Jan.30,'02 |
コンポジットするほどの数を撮る前の実験段階としての一枚。Nikon5000で5分までのバルブ露光が可能にはなったものの、光害の酷いところだけに、そう思うように暗いガスが写ってはくれない。 |
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